アブラムシの駆除・消毒と予防方法の総括
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以下【ノウカノタネTV】様から
症状
なんとか目に見える程度の小さな虫が葉の裏に大量に、または密集して取り付く虫です。さまざまな色の虫がいます。このアブラムシが大量に付着しているとねばねばした黒い排出物を出し、幹や葉に黒いすすが付着したように汚れていきます。直ちに樹木が枯れてしまうという心配はまったくございませんが、それ程にひどい状態とならない内に対処することをお勧めいたします。何事も初期の対応が容易です。
主な発生場所
主に新芽周辺付近で孵化し、葉の裏に寄生して養分を吸い上げます。
発生時期
春から秋の葉があおい間でこの期間は何度も産卵を繰り返します。
対策 消毒など
放置しておけば樹木だけではなくその周辺も黒く粘粘とした状態になり最終的には当該部分が枯れてしまうこともあります。初期の段階であればエアゾールタイプでアブラムシが取り付いているところを狙ってスプレーを噴射してみましょう。また範囲がごくごく狭いのであれば、その部分の葉を取り除いてしまいましょう。広範となってしまった場合は噴霧器で風のない時間帯にご近所、周辺の歩行者に危険の及ばないように対応してください。対処を急ぐ害虫ではありませんが見た目上もよくありませんので早めに対処しましょう。
ご近所さまなどの迷惑にならないように養生シートを準備してから噴霧を開始すればより安心ですね。その際はかならず軽量のシートを選びましょう。サイズが大きくなるとかなりの重量となります。
下記は参考までにスプレータイプの薬剤をご紹介しておきます。ご自身でなにか溶液を配合する場合は空のスプレー缶を用意しておきましょう。
病原体
アブラムシ類
効果のある薬
オルトラン マラソン スミチオン ベニカシリーズ アフテリック オフナック オルチオン
※以下引用メーカーサイトより
JANコード 4975292601647
有効成分 脂肪酸グリセリド
薬剤登録 農林水産省登録第21767号
性状 淡黄色澄明可乳化油状液体
剤型 乳剤
マイオーガニックシリーズ。主に300~600倍希釈で使用。
商品特長
野菜類やハーブのハダニ、アブラムシ、コナジラミ、うどんこ病の防除に効果的です。
天然物(ヤシ油)由来の有効成分で、有機JAS規格(オーガニック栽培)で使用可能です。
臭いも少なく、収穫前日まで使用できるので、家庭菜園での使用に便利です。
使用方法
水でうすめて散布
適用害虫と使用方法
※印は本剤を含む農薬の総使用回数の制限を示します。
※以下引用メーカーサイトより
有効成分 アセフェート
薬剤登録 農林水産省登録第21819号
性状 類白色水和性粉末63μm以下
剤型 水和剤(シュリンクフィルム内装)
商品特長
葉や茎から吸収されて植物体内にゆきわたり、広範囲の害虫に対して効果が持続する優れた浸透移行性殺虫剤です。 目につく害虫の退治はもちろんのこと、薬剤散布後に発生したり飛来した害虫にも優れた効果を現しますので、害虫防除薬として適しています。 葉を巻いている害虫や、散布液がかかりにくい場所に生息している害虫にも効果があります。 植物の汁を吸う害虫(アブラムシ、カイガラムシ等)はもとより、葉を食い荒らす害虫(アオムシ、ハマキムシ等)にも優れた防除効果を現します。
使用方法
水でうすめて散布
慣れるまでの間はオルトランかマラソンをお勧めします。一般的に樹木は液剤を中心にして、粒状の薬剤は小低木や草花に効果を期待します。
予防方法
アブラムシの排出物はアリが好むものなので、周辺でアリが活発に活動しているのであればそれら排出物の幾分かは処理してくれる可能性もあるかもしれません。またテントウ虫はアブラムシにとっての外敵となり、彼らはそれを食用としているようですからテントウムシを集めることができればそれらを用いて対処を試みることも良いでしょう。特に小さなお子様が居る場合はこのようなことも有意義なこととなるのではないでしょうか。
一般的な薬剤タイプについて
エアゾールタイプとは
つまりは一般的なスプレータイプをイメージしてください。缶の中に薬剤と液化した気体が入っており気化した際の圧力で薬物を押し出すものです。
水和剤とは
水で希釈して使用する薬剤でその有効成分を微粒子まで分解して薬剤を投入したものです。希釈倍数はしっかりと守り、危険のないよう取り扱いをしましょう。
乳剤とは
乳剤とは水で希釈して扱う薬剤で水に溶けにくい成分を水中で均一に分散するように界面活性剤、乳化剤などの有機溶剤を加えて安定化させた製剤です。
水溶剤
水溶性の成分を粉末状などの固形剤