アブラチャンの剪定と管理
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現在のご予約はすべて2023年春以降でのお届けになります。大変長い時間をいただいておりますが何卒ご理解の程をお願い申し上げます
基本
広いスペースと、長い時間を許容できる場合であればそれが徒長枝であっても樹形は自然に整っていきますが、そうでない場合が大方と思います。あまり負担にならないよう毎年のこまめなお手入れがおすすめですがアブラチャンの場合はあまり透き剪定をし過ぎてしまうと春の花がさみしくなってしまいます。ある程度のボリュームを維持したお手入れを心がけてください。交差した枝、不規則な枝も場合によっては残しておく必要があります。
株のお手入れ方法
こちらの株は幹が捩れていますがまだこの段階では幹を切り落としません。特質上アブラチャンは柔らかな幹を具えておりますのでこのような立ち上がりになりやすいです。ですがそれ程に不自然さはありませんので無理に切り落とすこともございません。どうしても気になって切り落としたいのであれば向かって全面右から左に交差してものを選んでください。
こちらは等間隔で幹が伸びています。剪定の必要はありません。
こちらの株はまだまだ幹が細いですね、一見交差したように見られ剪定を施したいくなる事例ですがちょっとお待ち下さい。ここは絡まった枝を添え木によって修正します。アブラチャンは出来るだけ枝、小枝の数を減らしたくありません。この程度でしたら十分に樹形をコントロールできます。お近くのホームセンターで添え木と麻のひもとあれば杉皮を購入して作業に挑戦してみましょう。植え込み事例も参考にご覧ください
こちらはまっすぐに伸びた株の事例ですね。お手入れは急ぎませんが上部を扇形に開かせたい感じすから添え木を施しても良い事例です。
アブラチャンの骨格及び整姿剪定
時期
10月頃~2月頃までは骨格剪定に適期となる。ここでは骨格剪定を強剪定とも定義したい。つまり太い枝を抜き、すっきりとさせる様子。
小透かし剪定
小透かし剪定程度であれば通年でお手入れが可能です。つまりは本幹とそこから伸びる第1枝以降の枝先に向かった小枝を手入れすることです。この程度の軽い剪定であれば基本的には通年で行っていただくことができます。アブラチャンの枝はもともとやわらかく規律的には伸びにくい性質が有ります。そういったことを考慮してそれ程に神経質なお手入れをすることは致しません。やや込み入った状態が丁度良いです。また肥料は控えめに与えてください。すでにアブラチャンをご購入された皆さんはおそらく春に咲く綺麗な黄色い花を意識されてのこと、樹木の特性上あまり強い剪定はおすすめ出来ません。つまりは細い枝を出来る限り多くのこしたいということになります。みなさもお考えのとおりに切り花としても使いたいですからね。アブラチャンの枝はとても繊細で細かいです。落葉樹はこの枝も見事に映えますから剪定を施すのは相当に込み合った感じを受けてからで十分です。やや込み合ってきたなといった頃がすばらしい状態です。
骨格強剪定・太枝の手入れ
基本的にはスペースが許す限り行いません。主幹を抜く場合は数年かけて少しずつ進めていきます。なぜならば先にも述べましたように春の開花にあわせて出来る限り多くの枝を残すためです。根元から伐採した場合は後に出てくる新しい目を既存の枝を入れ替えることになりますから計画的におこなってください。アブラチャンの枝は柔らかいですから成長を急がせるとそっけない雰囲気になってしまいます。また丈夫な植木ではありますが意外と新たな芽が出にくく樹齢が重なるまではやや辛抱しなくてはなりません。ですからある程度のサイズをお求めいただくことを推奨いたします。