ヤマボウシの剪定と管理
TAG.satellite/ヤマボウシ/伐採/剪定/お手入れ/時期/季節/やり方/株/株立/管理方法/
現在のご予約はすべて2023年春以降でのお届けになります。大変長い時間をいただいておりますが何卒ご理解の程をお願い申し上げます
基本
広いスペースと、長い時間を許容できる場合であればそれが徒長枝であっても樹形は自然に整っていきますが、そうでない場合が大方と思います。あまり負担にならないよう毎年のこまめなお手入れがおすすめです。
株のお手入れ
このような株立ちの場合、将来を考え大きくなってきたと感じた場合はまずは全体のバランスを考えながら自然の樹形を維持できるように枝、又は幹を切り落とす。適期は落葉後~2月まで。この写真からであれば右後ろの交差した幹を切り落としたい。写真の様子では急ぐところではありませんが、2,3年の内には処理を施したい。
ヤマボウシの骨格及び整姿剪定
時期
10月頃~2月頃までは骨格剪定に適期となる。ここでは骨格剪定を強剪定とも定義したい。つまり太い枝を抜き、すっきりとさせる様子。
小透かし剪定
ヤマボウシでは特に若木の場合、徒長枝(とちょうし※本幹と枝の付け根あたりや、枝の途中からから出る真っ直ぐに伸びた強い枝) のお手入れには特に留意したい。この枝は非常に成長力が強く、そのままにしておくと短期的に植木のバランスを崩してしまうことがあります。ですから早めの剪定が必要となりその際はしっかり根元から落とすようにしたい。親指を超えた太さになれば剪定ばさみを用いてもなかなか厄介な作業となります。見過ごすことのないよう年に一度は観察してください。それとあわせて根元から伸びるヤゴ(ひこばえ)にも注意していただきたい。小透かし程度の軽い剪定であれば基本的には通年で行っていただくことができます。小枝を落としていただく場合は根元からおとすようにしていただき場合によってはえぐり込む程にしていただくようでも構いません。混みすぎた部分や、不自然に飛び出た部分など、植え込まれている場所や、日光の量によってバランスよく行っていただきたいです。下草などを植えられている場合はそれらの特性も考慮して剪定を行ってください。
骨格剪定・太枝の手入れ
ヤマボウシの太枝を落とす場合は落葉後~2月頃までに行います。太い枝を剪定する場合、特に注意していただく点は一度それによって崩れたバランス(徒長枝などによって)は整うのに非常に時間がかかるということです。つまりは切り落とした口付近から徒長枝がいっせいに伸び始めることがあるからです。またそれらが重なり枝、平行枝などとなり一般的な見解からはすべてが剪定の対象となりますが、実際には植木全体の雰囲気、そして周りの景観によってそれぞれに変化してくるものです。最終的な判断はご個人様の感性によるところとなりますがお近くに職人さんや経験者の方がいらっしゃるのであれば相談を求めてください。