アブラチャンの販売と育て方
( Lindera praecox ) (.樹木.)
このページに掲載されているアブラチャンの写真はイメージです。
春先の山に黄色の綺麗な花で深い印象を残す樹木アブラチャン。秋の紅葉は黄色に染まり、他の中低木に比べ日の当たる場所にも比較的よく対応してくれますので扱いやすい一本となるでしょう。配植を考える際、樹皮も綺麗ですから、お庭の中間点に位置させるなど、あまり奥深くない位置を選びます。また、春一番の花を考慮し前後左右の樹木、下草は非対照的なもの、つまり色の濃い大型の葉を用いれば見栄えが立ちます。ツバキなどを上手く用いればまた一級。そして自然石との相性も良く里山にながれる小川のような演出もまた面白いでしょう。
アブラチャンの基本
- 学名:Lindera praecox
- 科/属:クスノキ科 クロモジ属
- 分類:落葉広葉樹
- 生態:雌雄異株
- 陰陽:陽
- 花期:3月~4月
- 結実:9月~10月
- 分布:本州 四国 九州
- 用途:緑陰 鳥呼
- 耐潮:弱い
- 成長:早い
- 移植:易しい
- 特徴:有機質にとんだ土で、水はけと通気性のよい土を好み根は比較的丈夫。
- 移植と植栽:適期は10月~2月程度ですが、植え込みは通年で可能。
- 剪定:強剪定は出来るだけさけ、毎年こまめに手入れをすると良い。
- 植込み:樹木によって特性異なりますが一般的な植込み方法はこちら
- 参考資料:アブラチャン『ウィキペディア(Wikipedia)』
庭造りの基本
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代表的な病害虫の対策について
うどんこ病気 さび病 アブラムシ カミキリムシ シンクイムシ 毛虫
アブラチャンについてのよくあるご質問
Q 紅葉は何色になりますか?
・紅葉は主に黄色系統になります。
Q 花は毎年咲きますか?
・ある程度の成木になればほぼ毎年咲いてくれると思います。
Q 管理は難しいですか?
・日の当たる場所でも育てられ比較的扱いやすい庭木です。和・洋どちらのお庭にも似合います。
Q 消毒は必要ですか?
・環境に大きく左右されますが貝殻虫や、アブラムシによって葉、幹が真っ黒になるといったことが良くある事例です。気になりましたら早めに消毒を行ってください。簡易的な予防策の一つとして、植木自体に直接作用するわけではありませんがオルトラン粒剤などを根元に散布していただくと良いと思います。こちらはホームセンターなどでも容易に入手できます。また、根元の手入れを怠ると害虫に侵されやすくなりますのでそちらのお手入れも予防には重要な作業となります。
Q どこに植え込めば良いですか?
・有機質にとんだ土で、水はけのよい場所を準備してください。
Q 同じ種類でも葉の形、大きさが違います。なぜですか?
・遺伝的な要素もありますが、植木を掘り起こした場合その翌年などは一時的に木が弱り、葉に影響が出る場合があります。その他に乾燥が激しかったり、著しく環境が悪かったりした場合も同様の状態になることがあります。その場合は早めに土壌を改善するなどのご対応をお願いします。
Q 根を巻いてある麻布はどうすればよいですか?
・基本的に外して植え込んでください。根が崩れそうで不安な方はそのまま植込んでいただき、ナイロン紐を使用してある場合はナイロン紐だけ外して下さい。また麻布は剥がすことが難しければハサミなどで切り土との接点をできる限り大きくしてください。仮り植えですぐに移動させる場合は次回の移動を考慮し、そのまま植え込んでいただいても構いません。
Q 芽吹きが遅れているようですがどうすれば良いですか?(※対象は落葉樹のみ)
・根回しをした場合でも植木を掘り起こした際、多少なりとも根に影響を与えますので生態のバランスが崩れ植木が弱っている可能性があります。枯れている場合とは明らかに状態が違いますので混同されないようご注意ください。まず新芽を剥いていただき、茶色くなっているか緑になっているか確認してください。どちらの場合でも迅速な対応が必要になりますがまず植木の下部から上部まで少しずつ枝先を摘めてください。この時は上部の枝を優先的に落としていきます。さらに状況に応じて蕾を落とし植木の負担を軽減させてください。そして新芽の動きを観察していただき、芽が膨らんできているようであれば大丈夫です。それでも新芽が動かないようであればさらに枝を摘めていただき、芽の動きを観察してください。
Q 植え込みたい場所にいつも水が溜まっています。大丈夫ですか?
・そのような場所は避けてください。根腐れの原因になります。どうしもその場所に植え込まなければならない場合は、まず必要量に応じて土壌の入れ替えをおこなっていただき、水のはけ口を十分に確保してください。それとあわせて植え込み部に土を足していただき大きく盛り上げてください。これによって更に通気、水はけの良い環境が作られます。但し、その分乾燥が激しくなりますので周辺の環境に留意して作業を進めてください。