ナツツバキの販売と育て方

ナツツバキ【夏】ナツツバキ【冬】
ナツツバキ【花】
シャラノキ【葉】シャラノキ【枝】

このページに掲載されているナツツバキの写真はイメージです。

（ Stewartia pseudocamellia ） ( ご予約受付中 )

利休七選花の一花として有名なシャラの木。初夏に咲かせる白い花と、その涼しげな美しい幹が人気です。現在では雑木のお庭には欠かすことのできな一本となりました。ナツツバキの上品で落ち着きある様相はお庭の内側へ向かわせたい一本となりますが、やや強めの日影と風通しを考慮して直接的に視界へ入れるのではなく、他の雑木越しに見せる控えめな配植も、ナツツバキを引き立てます。しかしながらその美しい幹肌は玄関前に用いたくなるところ。この場合は玄関向きに応じて樹木の組み合わせを考慮したい。また茶花にも用いられるように裏庭への植栽が可能であればそれは最もであるが風通しの確保は忘れてはならない。

ナツツバキの剪定

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ナツツバキ（夏椿）基本

学名：Stewartia pseudocamellia
科/属：ツバキ科ナツツバキ属
分類：落葉広葉樹
生態：両性花
花期：6～7月
用途：花茶花切花
耐潮：弱い
分布：本州（福島より西）
特徴：土は有機質に富んだ、水もちのよい用土を好みます。半日陰を好みますのであまり日当たりが強すぎる場所はさけてください。
移植・植栽：比較的容易である。適期は10月～2月程度ですが、植え込みは通年で可能です。
剪定：強剪定は出来るだけさけ、毎年こまめに手入れをすると良い。

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ナツツバキについてのよくあるご質問

Q シャラの木（ナツツバキ）とヒメシャラの違いはなんですか？

・名前のとおりヒメシャラは花、葉が小さく小枝や幹も全体的にやわらかい感じです。シャラの木よりもよりデリケートですね。庭植えにするならばシャラの木のほうが扱いやすいと感じます。

Q 管理は難しいですか？

・半日陰のような状態が好ましいです。乾燥に敏感なので、水もちのよい用土をご準備ください。

Q 消毒は必要ですか？

・環境に大きく左右されますが貝殻虫や、アブラムシによって葉、幹が真っ黒になるといった事が良くある事例です。気になりましたら早めに消毒を行ってください。簡易的な予防策の一つとして、植木自体に直接作用するわけではありませんがオルトラン粒剤などを根元に散布していただくと良いと思います。こちらはホームセンターなどでも容易に入手できます。また、根元の手入れを怠ると害虫に侵されやすくなりますのでそちらのお手入れも予防には重要な作業となります。

Q どこに植え込めば良いですか？

・半日陰に植え込んでください。日当たりが強すぎると、枝枯れのリスクが高まりますのでご注意下さい。完熟した腐葉土などを利用していただき水もちの良い用土をおつくりください。

Q 花は毎年咲きますか？

・一般的には、咲く年と、咲かない年がございますが、ある程度年数を重ねてくると毎年のように咲くこともあると思います。遺伝的な部分や、環境によっても変化いたします。2年～3年に一度、たくさん咲いてくれるのが一般的と思います。

Q 同じ種類でも葉の形、大きさが違います。なぜですか？

・遺伝的な要素もありますが、植木を掘り起こした場合その翌年などは一時的に木が弱り、葉に影響が出る場合があります。その他に乾燥が激しかったり、著しく環境が悪かったりした場合も同様の状態になることがあります。その場合は早めに土壌を改善するなどのご対応をお願いします。

Q 根を巻いてある麻布はどうすればよいですか？

・基本的に外して植え込んでください。根が崩れそうで不安な方はそのまま植込んでいただき、ナイロン紐を使用してある場合はナイロン紐だけ外して下さい。また麻布は剥がすことが難しければハサミなどで切り土との接点をできる限り大きくしてください。仮り植えですぐに移動させる場合は次回の移動を考慮し、そのまま植え込んでいただいても構いません。

Q 芽吹きが遅れているようですがどうすれば良いですか？（※対象は落葉樹のみ）

・根回しをした場合でも植木を掘り起こした際、多少なりとも根に影響を与えますので生態のバランスが崩れ植木が弱っている可能性があります。枯れている場合とは明らかに状態が違いますので混同されないようご注意ください。まず新芽を剥いていただき、茶色くなっているか緑になっているか確認してください。どちらの場合でも迅速な対応が必要になりますがまず植木の下部から上部まで少しずつ枝先を摘めてください。この時は上部の枝を優先的に落としていきます。さらに状況に応じて蕾を落とし植木の負担を軽減させてください。そして新芽の動きを観察していただき、芽が膨らんできているようであれば大丈夫です。それでも新芽が動かないようであればさらに枝を摘めていただき、芽の動きを観察してください。

・一番大切なこと土壌作りはこちら

・一般的な植込み方法はこちら

Q 植え込みたい場所にいつも水が溜まっています。大丈夫ですか？

・そのような場所は避けてください。根腐れの原因になります。どうしもその場所に植え込まなければならない場合は、まず必要量に応じて土壌の入れ替えをおこなっていただき、水のはけ口を十分に確保してください。それとあわせて植え込み部に土を足していただき大きく盛り上げてください。これによって更に通気、水はけの良い環境が作られます。但し、その分乾燥が激しくなりますので周辺の環境に留意して作業を進めてください。

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