ヤマボウシの販売と育て方

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このページに掲載されているヤマボウシの写真はイメージです。

（ Euonymus oxyphyllus ） (.樹木.)

夏に咲く白く品のある花、そして秋の実は食用として薬用効果も期待できます。素朴な幹は成長とともに日本らしい落ち着いた雰囲気を演出してくれ、原種ヤマボウシならではの雰囲気もまた日本らしい。花で楽しみ、実で楽しみ、紅葉で楽しむ、一年を通してお楽しみいただける大変人気のある樹木です。半日陰で、あまり強い風が吹き込まない場所が理想です。

ヤマボウシの剪定

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ヤマボウシの基本

学名：Benthamidia Japonica
誕生来：6月
科/属：ミズキ科ヤマボウシ属
分類：落葉広葉樹
生態：両性花
花期：5～7月
分布：北北から九州
用途：緑陰、鳥
耐潮：弱い
成長：普通
移植：やや難しい
湿度：強い乾燥に弱い
特徴：土は全般に対応するが、水はけと通気性のよい土を好む。耐寒性に強く、耐煙性はやや耐える、耐潮性弱いがそれなりに扱いやすく手入れ、管理が行き届けば誠に美しい樹木である。
移植・植栽：適期は11月～2月頃ですが、植え込みは通年で可能。その他一般的な植込み方法としてはこちらをご覧ください。詳しい植込み方法はこちら
剪定：強剪定は好まず、毎年こまめに手入れをすると良い。ヤマボウシの剪定
参考資料：ヤマボウシ『ウィキペディア（Wikipedia）』

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ヤマボウシについてのよくあるご質問

Q ミルキーウェイとヤマボウシの違いはなんですか？

・ミルキーウェイは園芸種で原種のヤマボウシに比べ生長が早く、花がたくさん咲き、実もよくつけ非常に魅力的です。どちらかというと華やかなお庭向けと思います。ミルキーウェイに比べ原種ヤマボウシは幹、花、葉の雰囲気、紅葉とだいぶ違ってきます。

Q 育てるのは難しいですか？

・半日陰のような状態が好ましいですが、街路樹にも使用されるなど比較的育てやすいと思います。初夏を迎えるあたりから葉がまるまりやすくなり、紅葉前の季節にはに葉焼けが発生しやすいといった事があり葉が乾燥に敏感であると感じられますが、ヤマボウシの生理的現象の範囲と考えています。その他根腐れには敏感なので粘土質、その他極端に水はけの悪い場所への植え込みはさけてください。

Q 消毒は必要ですか？

・環境にもよりますが、貝殻虫や、アブラムシによって葉が真っ黒になるといった事が良くある事例ですが、気になりましたら早めの消毒をおこなっていただく事により簡単に防止できます。簡易的な予防策の一つとして、植木自体に直接作用するわけではありませんがオルトラン粒剤などを根元に散布していただくと良いと思います。こちらはホームセンターなどでも容易に入手できます。また、根元の手入れを怠ると害虫に侵されやすくなりますのでそちらのお手入れも予防には重要な作業となります。

Q 植え込みはどんな場所がいいですか？

・ヤマボウシは日当たりの良い場所でも育ちますが、できるだけ半日陰の場所に植え込んでください。根腐れには弱いので山砂と完熟した腐葉土をしっかり混ぜたものなど水はけのよい土壌を作っていただくと良いと思います。

Q 花は毎年咲きますか？

・一般的には、咲く年と、咲かない年がございますが、ある程度年数を重ねてくると毎年のように咲くこともあると思います。遺伝的な部分や、環境（特に土の状態）によっても変化いたします。2年～3年に一度、たくさん咲いてくれるのが一般的かと思います。

Q 同じ種類でも葉の形、大きさが違います。なぜですか？

・遺伝的な要素もありますが、植木を掘り起こした場合その翌年などは一時的に木が弱り、葉に影響が出る場合があります。その他に乾燥が激しかったり、著しく環境が悪かったりした場合も同様の状態になることがあります。その場合は早めに土壌を改善するなどのご対応をお願いします。

Q 根を巻いてある麻布はどうすればよいですか？

・基本的に外して植え込んでください。根が崩れそうで不安な方はそのまま植込んでいただき、ナイロン紐を使用してある場合はナイロン紐だけ外して下さい。また麻布は剥がすことが難しければハサミなどで切り土との接点をできる限り大きくしてください。仮り植えですぐに移動させる場合は次回の移動を考慮し、そのまま植え込んでいただいても構いません。

Q 芽吹きが遅れているようですがどうすれば良いですか？（※対象は落葉樹のみ）

・根回しをした場合でも植木を掘り起こした際、多少なりとも根に影響を与えますので生態のバランスが崩れ植木が弱っている可能性があります。枯れている場合とは明らかに状態が違いますので混同されないようご注意ください。まず新芽を剥いていただき、茶色くなっているか緑になっているか確認してください。どちらの場合でも迅速な対応が必要になりますがまず植木の下部から上部まで少しずつ枝先を摘めてください。この時は上部の枝を優先的に落としていきます。さらに状況に応じて蕾を落とし植木の負担を軽減させてください。そして新芽の動きを観察していただき、芽が膨らんできているようであれば大丈夫です。それでも新芽が動かないようであればさらに枝を摘めていただき、芽の動きを観察してください。

・一番大切なこと土壌作りはこちら

・一般的な植込み方法はこちら

Q 植え込みたい場所にいつも水が溜まっています。大丈夫ですか？

・そのような場所は避けてください。根腐れの原因になります。どうしもその場所に植え込まなければならない場合は、まず必要量に応じて土壌の入れ替えをおこなっていただき、水のはけ口を十分に確保してください。それとあわせて植え込み部に土を足していただき大きく盛り上げてください。これによって更に通気、水はけの良い環境が作られます。但し、その分乾燥が激しくなりますので周辺の環境に留意して作業を進めてください。

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